v2.0.0

v2.0.0 では OpenMV IDE に機械学習サポートが追加されました。ニューラルネットワークモデルをカメラに展開するための新しい CNN Network Library ツールに加え、ImageReader によるビデオエクスポート、大幅に高速化されたシリアルターミナル、そして同梱ファームウェア 3.0.0 が含まれます。本リリースは引き続き Qt Creator 4.0.2 をベースとしています。既存のプロジェクトに対する破壊的変更はありませんが、Windows インストールでは同梱の pybcdc シリアルドライバが自動インストールされなくなりました。

ハイライト

  • Machine Vision Tools の下にある CNN Network Library ツールは、同梱またはカスタムの .network モデルを接続中の OpenMV Cam にコピーします(カメラが接続されていない場合はローカルに保存します)。cifar10cifar10_fastlenetsmile の各モデルが付属します。

  • ImageReader エクスポート により、Convert Video / Save Video でカメラ上での再生用に OpenMV .bin ファイルを出力できるようになりました。

  • より高速なシリアルターミナル は、貼り付け/実行したコードを 1 バイトずつではなく 63 バイトのチャンクで送信します。

  • 機械学習のサンプル25-Machine-Learning の下に追加され、さらに新しい AprilTag および I2C Lidar のサンプルが加わりました。

  • OPENMV2/3/4 ボード向けの 同梱ファームウェア 3.0.0。M7/H7 のバイナリがより小さくなりました。

新機能

  • Machine Vision Tools の下に CNN Network Library ツールを追加しました。同梱またはカスタムのニューラルネットワーク .network モデルを接続中の OpenMV Cam にコピーし、カメラが接続されていない場合はローカルに保存します。このツールには cifar10cifar10_fastlenetsmile の各モデルが付属します(5e8c7ce92a27537ff1f75ef2bcd)。

  • Convert Video / Save Video ツールで OpenMV ImageReader .bin ファイルを出力できるようになりました。ビデオ(または一連の画像)を RGB565/グレースケールフレームのパックされた OMV IMG STR ストリームに変換し、カメラ上で再生できます(b7d12cd32)。

  • 新しい同梱サンプルを追加しました。CNN 推論スクリプト(cifar10lenet、笑顔検出、さらにセンターウィンドウおよびホールウィンドウ検索のバリアント)を含む 25-Machine-Learning フォルダ、AprilTag のサンプルを 16-Codes から移動した新しい 26-April-Tags フォルダ(最大解像度および小型タグ検出のサンプルを追加)、そして 24-External-Sensors の下の I2C Lidar Lite V3 サンプルです(56abdf508)。

その他の変更と改善

  • OpenMV シリアルターミナルでのコードの貼り付けと実行が大幅に高速化されました。バイトは 1 バイトずつではなく(TABOO_PACKET_SIZE - 1)サイズのチャンク(63 バイト)で送信されるようになりました(bf93f3856)。

  • CNN Network Library は、カメラ接続時とカメラなしの保存とで最後に使用したパスを別々に記憶するようになり、カメラが接続されていなくても有効なままになります。ブートローダーの「カメラを再接続してください」というプロンプトでは、キャンセルを押すと DFU 再プログラミングへスキップできることが案内されるようになりました(a27537ff1)。

バグ修正

  • ダークテーマやカスタムテーマで見えなくなる(同色の)メニューバーのテキストを修正しました。メニューの背景が暗い場合にメニューテキストの色を反転させ、それを ButtonText にも適用するようにしました(dc7af7b54)。

  • AprilTag ジェネレータ を修正し、生成されるタグ画像が塗装されていないキャンバスに配置される代わりに、適切な黒い境界線と背景の上にレンダリングされ、フィットするようにスケーリングされるようにしました(a27537ff1)。

プラットフォームとツールのサポート

  • Qt Creator ベース: 4.0.2。

  • 同梱 OpenMV ファームウェア: OPENMV2/OPENMV3/OPENMV4 ボード向けに 3.0.0 へ更新され、M7/H7 のファームウェアバイナリが大幅に小さくなりました(8da10eb4b)。

  • ボード名: コンシューマー向けの命名規則に改名されました: OpenMV Cam M4 (STM32F427)、OpenMV Cam M7 (STM32F765/67)、OpenMV Cam H7 (STM32H743)(8f29f7ca6)。

  • Windows インストーラは pybcdc シリアルドライバをインストールしなくなりました(4b27cdb80)。

破壊的変更

既存のプロジェクト、スクリプト、保存済み設定に対する破壊的変更はありません。なお、Windows では同梱の pybcdc シリアルドライバがインストーラによって自動インストールされなくなりました(4b27cdb80)。これはオプションのレガシーシリアルドライバにのみ影響し、通常のカメラ接続には影響しません。